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どうも! てこと申します!

前回↑で書いたように現在公認心理師になるべく勉強しているのですが、その中でこんなことを感じました。

え・・・エピクロス学派とか、イギリス経験論とか、それって哲学の領域ですよね?

心理学関連の本を読んでるとところどころ哲学の話が出てくるんですよね^^;

まさか、これって、知ってないといけないやつですか・・・?

若干の懸念が生まれたので、さらっと勉強してみることにしました。

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心理学の勉強に哲学は必要か?

心理学と哲学の関係性は?

大前提としてこの疑問には答えを出しておく必要があるでしょう。心理学と哲学の関係性について書籍から引用してみます。

感情が,人間性を形づくる上うえで重要な役割を果たしていることは,古来の哲学的な省察においても認識されていた。 …(中略)… 現代の心理学における感情研究は,こうした哲学の長い歴史のうえに準備されていったと考えることができる。

大平英樹編(2010)『感情心理学・入門』有斐閣アルマ

あと、切り出しにくかったので引用できなかったのですが、有斐閣新書の『心理学のあゆみ』でも心理学の下地としての哲学や思想の話が記載されていました。プシュケって神様になったのね。知らなかったわ。

公認心理師の試験に出るか

でません。ブループリントに哲学なんて項目はありません。

なので、正直本を買って勉強するほどではないのでは・・・。と思うのが当然の反応だと思います。

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でも最初にも書きましたが、心理学の勉強、特に心理学史の本を読んでいると哲学者の名前や思想が結構出てくるんですよねー。その都度調べる程度でもいいんでしょうけど、どうせ覚えるなら全部まとめて体系的に覚えた方が頭に入りやすいだろうし、結果的に効率が良いのではないだろうか? と私は思いました。

でも時間はなるべくかけたくない。

なので「最小限の時間で最大限の効果を狙う!」というスローガンのもと、哲学の世界に入門することにしました。

どういう哲学書を用いるのが適切か?

最小限の時間で最大限の効果を狙うためには、どんな要素を含んだ本が適切なのか考えてみました。

哲学史の全体像が見えるもの

いろんな主張を横並びで見ても、どの理論同士が対立関係にあるのか、どの思想が起源にあるのかというのがわかりにくいですよね。発生順に見ることで「Aさんがこう言った」「Aさんの主張に対し、Bさんが反論した」「AさんBさんの意見を吸い上げ、Cさんはこう言った」みたいに整理して覚えやすいだろうと期待します。

単純に1冊で要点だけを手短に伝えてくれるような『都合のいい本』が欲しいっていう無精の精神なんですけどね(笑)

哲学者の主張の要点が把握しやすいもの

話長いのとか無理。知らない単語使わないで。5歳に話してると思って。それが合理的配慮でしょ(理不尽)

その主張が生まれた時代背景まで解説されたもの

「当時AKBが流行ったから、このファッションが流行った」みたいな注釈があると、なるほど!ってなりやすいかなと。

内容が面白いこと

こっちは金払ってんだからよォ、退屈させてくれるなよ? なぁ?

俺の乾きを、癒せーーーーーッ!

選ばれたのは【史上最強の哲学入門】でした

psy_sijyousaikyou

史上最強---、へぇ、救われないな、俺も、お前も

「あーあ、出会っちまったか」と心の中で呟いてしまいました。

中二病の心をくすぐるタイトル...!グラップラー刃牙の板垣恵介先生が書いた力強い表紙...!正直ひとめぼれでした。

想像以上に面白い内容。哲学にハマりそう。

最初に無印(東洋版じゃない方)を読んだんですけど、面白すぎて、即座に東洋版も買いました(笑)

哲学とは「より強い論を求め、知を戦わせてきた男たちの情熱の物語」なんて言われたら、私みたいな軟弱な野郎であっても血の滾りを感じてしまうのは必然というものでしょう。

psy_ryu

俺より強いやつに・・・!

内容

ざっくり哲学史の流れに触れながら、哲学者が目指したものは何か、その哲学者がなぜそういう発想に至ったか、その哲学や社会にどういう影響を与えたか、これからの哲学はどうなっていくのかを見ていく内容になっています。

結果的に上で挙げた条件も全て含んだ内容だったので、個人的には大満足でございます♪

読みやすさについて

哲学を扱うのでどうしても専門用語が出てくるんですけど、それについては「現代語風に言うとこんな感じです」みたいに解説してくれています。

また、言葉だけではわかりにくそうな点については図解もあったりするので、非常にありがたいです。

特筆すべきポイント

全体的に初心者に優しい作りになっているのですが、その中でも特筆すべきはその「解説力」です。わかりやすい。これなら5歳でもわかる(適当)

専門的な内容をこれでもかと噛み砕いてくれているので、哲学者同士の論争がまるで痴話げんかのように感じられるほどです。

psy_The Musicians' Brawl

残念だったこと

1つ残念だったのは「グラップラー刃牙」を読んだことがないので、どこに刃牙要素があったのかわからなかったことですね。

心理学の勉強に活かせそうか?

この本を読んでから、『感情心理学・入門』とか『心理学のあゆみ』を読み直して、その違いにビックリ。

ググらなくても著者の伝えたいことがわかるぜ! 前よりは。いくらかは。

結局はググらないとわからないところも多いです^^;

でも、「あ、相対主義ね。人それぞれってやつね。相対的に捉えようとかそんな感じでしょ?」とか「ストア派ね。禁欲主義なアレね」みたいな感覚を持てるようになったので、何回も詰まって読む気が失せるみたいな事態は減りました。モチベーションが維持できるかどうかって結構重要だと思うんですけど、どうですか?笑

結論としては、哲学は試験対策としては必ずしも知る必要はない。でも知っておくと学ぶのが面白くなるかもしれない。そんな位置づけかなと思いました。異論は認める。

まとめ:遠回りかもしれないが、哲学は心理学の下地になる!

最初に引用した通り、心理学は哲学の影響を少なからず受けているようです。

心理学が学問として扱われるようになったのは19世紀頃なんですってね。そこから現代までたったの200年ですよ。19世紀以前まで心はどう扱われていたんだい? というところはなかなかに興味深いテーマだと思いませんか? 実はそこを担っていたのが哲学なんだそうです。

今回は心理学の勉強の足しになればと思って、哲学に触れてみたんですけど、案外日常生活に役立つ発見もあるんですよね。

psy_bikkuri

例えば、相対主義とかエピクロス派の考え方だったり、東洋哲学に習うと「何かに固執する必要なんかないじゃん。絶対的なものなんてないんだよ~楽しく生きよう~」みたいな視点を持つことができそうですし、アンガーマネジメントとかストレスマネジメントに応用できそうな感じがしています。

他にも興味がわいたところがあるので、時間ができたら各論にも踏み込んでみようかなと考えたりもしています(笑)

ここまで読んでくださってありがとうございました。

私と同じように哲学も触れておいた方がいいのかな? と思った方の参考になれば幸いです。

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